今回は、DartとFlutterの入門ということで、基礎の基礎を解説していきます。それでは、一緒に学んでいきましょう!
この記事で分かること
✅Dartの基礎
✅Flutterの基礎
目次
これらの知識を身につけることで、あなたもきっとスマホアプリ開発ができるようになります。
はじめに
DartとFlutterの概要
まずは、DartとFlutterの基本的な概要から見ていきましょう。DartはGoogleが開発したオープンソースのプログラミング言語で、その特徴はシンプルさとパワフルさを兼ね備えていることです。また、FlutterはDart上で動作するモバイルアプリケーション開発フレームワークで、一つのコードベースでiOSとAndroidの両方に対応したアプリケーションを効率的に開発することを可能にします。これらの技術はGoogleによって積極的に開発・サポートされており、その人気と需要は日々高まっています。
Dart言語入門
それでは、Flutterで使われているDart言語についてここで解説します。
Dart言語の特徴
Dartの文法はC言語やJavaに似ているため、これらの言語に慣れている方にとっては学びやすいでしょう。また、Dartはオブジェクト指向言語であり、クラスとミックスインを用いたリッチな継承機構を持っています。さらに、Dartは静的型付けをサポートしており、大規模なプロジェクトでも型安全性を保つことができます。
Dartの基本的な文法
ここでは、Dartの基本的な文法について見ていきましょう。
変数とデータ型
Dartでは、var・const・finalキーワードを使って変数を宣言します。また、Dartは静的型付け言語であるため、データ型を明示的に指定することも可能です。例えば、以下のコードでは、整数型の変数numと文字列型の変数strを宣言しています:
int num = 10; String str = 'Hello, Dart!';
制御構造(if文、for文、while文など)
Dartでは、他の多くのプログラミング言語と同様に、if文、for文、while文などの制御構造を使用できます。以下に、それぞれの制御構造の使用例を示します:
// if文 int num = 10; if (num > 5) { print('num is greater than 5'); } // for文 for (int i = 0; i < 5; i++) { print('Hello, Dart!'); } // while文 int num = 5; while (num > 0) { print(num); num--; }
関数とクラス
Dartはオブジェクト指向プログラミングをサポートしており、関数とクラスを用いてコードを構造化することができます。以下に、関数とクラスの定義の例を示します:
// 関数の定義 void greet(String name) { print('Hello, $name!'); } // クラスの定義 class Person { String name; Person(this.name); void greet() { print('Hello, $name!'); } }
コレクション(リスト、マップなど)
Dartには、リスト(配列)、マップ(連想配列)、セットなどのコレクション型があります。以下に、それぞれのコレクションの使用例を示します:
// リスト Listnumbers = [1, 2, 3, 4, 5]; // マップ Map<String, int> scores = { 'Alice': 100, 'Bob': 200, }; // セット Set names = {'Alice', 'Bob', 'Charlie'};
Dartのパッケージ管理(pub)
Dartでは、pubというパッケージマネージャを使用して、ライブラリのインストールやバージョン管理を行います。pubspec.yamlというファイルに依存関係を記述し、pub getコマンドを実行することで、必要なライブラリをプロジェクトに追加することができます。
Flutter入門
Flutterの特徴
Flutterの最大の特徴は、ホットリロード機能により、コードの変更を即座に反映できる点です。これにより、開発者はアプリケーションの挙動を素早く確認し、迅速に開発を進めることができます。
以下にFlutterの概要についてまとめた記事がありますのでこちらもぜひ。
Flutterのウィジェットとレイアウト
Flutterでは、ウィジェットを組み合わせてアプリケーションのUIを構築します。ウィジェットは、テキスト、イメージ、アイコンなどの基本的な要素から、ボタン、メニュー、スクロールバーなどの複雑な要素まで、さまざまな種類があります。また、Flutterでは、レイアウトウィジェットを使用して、これらのウィジェットを配置します。
Flutter入門としては以下の書籍がおすすめです。
概要はいいから実際のコードがもっと見たい!という方は筆者のブログ記事をあさってみてください。コピペで動くサンプルコードを色々と紹介しています。ぜひあなたの手で実際に手を動かしてFlutterでアプリ開発をしてみてください。ちなみに、そもそも環境構築がまだできていないよ!!という方については以下記事が参考になります。
まとめ
今回は、簡単ではありますがDartとFlutterについてざっくりとまとめてみました。Flutterの世界はまだまだ奥が深いですので、この機会にぜひ皆さんも学びを深めてみてください!
今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました!